草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「アジャラ自治共和国みかん育成用スクリーンハウス整備計画」供与式の実施

令和6年7月29日
 2024年7月29日、令和3年度対ジョージア草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「アジャラ自治共和国みかん育成用スクリーンハウス整備計画」の供与式が行われました。供与式には、石塚英樹大使、ザザ・シャヴァゼ・アジャラ自治共和国農業大臣、ラウル・タバルツキラゼ「非営利法人アグロサービスセンター」(被供与団体)代表ら各関係者が出席しました。

 本案件により、スクリーンハウス1棟が整備されることにより、化学肥料や農薬の使用量を減らしたみかんの種及び苗木の栽培が可能となり、アジャラ自治共和国の中小農家が同苗木を栽培することで、みかんの質がEUの販売基準を満たす品質に改善される上、被供与団体が一年間に生産できる苗木の本数を、5,000本から15,000本に増加させることが可能となります。また、本案件で栽培するみかんの木1本当たりの収穫量は3年目頃には従来の木より約40%向上し、中小農家の収益向上に寄与します。日本国政府による支援額は64,330米ドルです。