上原大使とザルカリアニ外務大臣の会談
令和元年12月25日
12月25日,上原大使はザルカリアニ外務大臣と会談しました。会談では,ハイレベル訪問,ビジネスフォーラム,人的交流等を通じて今年一年の間に二国間関係が大きく進展したことが高く評価されました。
会談はジョージアに対する海外協力隊派遣取極に関する書簡の交換に先立って行われ,その関連で両者はこの派遣プログラムのジョージアの経済社会開発における重要性を強調し,その効果的な実施に向けて協力していくことを確認しました。
ツヒンヴァリ地域/南オセチア及びアブハジアの問題も取り上げられ,上原大使は,ジョージアの被占領地域における紛争が,国際的に認知された国境内でのジョージアの主権及び領土一体性の原則に基づき平和的に解決されることが,ジョージア及び南コーカサス地域全体の平和と安定にとって不可欠であるとの日本の一貫した立場を伝達しました。また,上原大使はジョージア国民ヴァジャ・ガプリンダシヴィリ氏が11月9日にいわゆる「南オセチア当局」によって拘束され,12月20日に同氏に対して1年9ヶ月の「懲役判決」が下されたことに深い懸念を表明し,日本はガプリンダシヴィリ氏が早期に解放され,家族の元に戻ることができるよう期待する旨を伝えました。
