開館15周年記念 トビリシ国立音楽院における碓井俊樹氏によるピアノコンサート

令和6年2月14日
2月11日、当館は、開館15周年にあたり、トビリシ国立音楽院にて碓井俊樹氏によるピアノコンサートを開催しました。冒頭、石塚英樹駐ジョージア大使及びアレクサンダー・フフティシアシヴィリ外務次官が挨拶スピーチを行い当館開館15周年のための祝詞を述べました。同コンサートでは、ジョージア関係省庁、当地外交団、文化人らも出席し、日本とジョージアの文化交流の機会となりました。
 
碓井俊樹氏は同コンサートにて、平井康三郎や武満徹、坂本龍一や伊福部昭など日本を代表する作曲家らの曲の他、日本での西洋クラシック音楽の振興に大きな貢献をしたアレクサンドル・チェレプニンの曲が演奏されました。また、碓井俊樹氏と長年懇意であった故ヴァジャ・アザラシヴィリ氏の曲も演奏し、同氏を回顧し、その功績を称えました。
 
演奏後の碓井俊樹氏の感想は以下のとおりです。
「ヴァジャ・アザラシヴィリ氏とは10年来の懇意があり、彼の曲が私とジョージアの架け橋であった。残念ながら、彼は数日前にお亡くなりになられた。しかし、今回もコンサートでは、彼の曲を演奏し、彼の今までの功績に敬意を示すことができたと思う。今後も彼の音楽を世界に広め続け、ジョージアでの音楽活動も継続していきたい。まだジョージアで初演されていないアザラシヴィリの新作「ピアノ協奏曲第二番」もオーケストラを組んで演奏したい。坂本龍一や伊福部朗など日本人作曲家の曲をジョージアの方々にご紹介でき光栄であった。また、アレクサンダー・チェプレニンという日本のクラシック音楽の発展に貢献された方の曲も弾くことができた。まさに音楽を通した文化交流が実現できたと思う。」
 
本年は、在ジョージア日本大使館開設15周年を記念する年でもあり、様々な文化事業を通して、両国関係強化に努めていきます。
 
同コンサートにて、演奏された作曲者及び演奏曲詳細は以下のリンクよりご覧になることができます。
https://www.ge.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00771.html